標題1

海外の送電線

2006.07.18 更新

 33KV吉白線の現在の起点となっている白岩発電所は、我が国の電力事業草創期に建設された古い発電所であるが、構内の一角にその歴史を紹介した説明版と記念碑があったので紹介する。(下写真)

 白岩発電所を建設した山形電気株式会社は明治30年(1897)10月、両羽紡績株式会社として創設され、翌31年10月に社名を両羽電気紡績に改め、更に39年9月山形電気と改称し、寒河江川を主とする電源開発を進め、山形市を中心に周辺の村山地方各市町村などに電灯、電力を供給し、余剰電力を宮城県にも供給するなど意欲的な経営を続け、昭和13年12月には県南の置賜電灯を合併し山形県下第一、東北でも有数の電気事業者となったが、昭和17年4月当時の国家的要請に従って主要発電所を日本発送電に、その他の電気事業設備を東北配電に出資して解散した。

 この会社の創設者は米沢出身の士族塚田正一氏で、私財の全てを投じて会社の創設に奔走し、言語に絶する苦難と闘いながら創設から会社の発展に尽くしたそうであり、我が国の各所で電気事業が興った電気事業草創期に早くも会社を興した先見的眼力はたぐいまれであったと言えよう。









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